235.国旗ボールがデフリンピックテニスの選手たちをお祝いするよ

2025年東京デフリンピックの大会が終わってから、各試合が大会公式のYouTubeで配信されていたことを知って、遅ればせながらテニスの男子シングルス3位決定戦と決勝の試合を観ました
イラスト左側のハンガリーのベテラン選手が遠目に見るとATPのフランスの先輩に似ていて、入場するときもラケットを手に持って来るのも似ていて応援してしまいました

全然知らない選手たちだったけどとても感動したので絵を描きました
構図はこちらの表彰式のシーンを参考にしました↓(そのシーンから始まります)

左から銀メダルのハンガリーの選手、金メダルの中立選手で参加の選手、銅メダルのオーストリアの選手です
目の色が中継ではいまいちはっきりしなかったので予想で描きました 知っている方いたら教えて下さい@@
国旗ボールはもちろん架空です 真ん中のボールは「デフ個人中立選手」のマークなので、厳密には国旗ではありません

大会の結果が公式サイトでもわかりにくいので英語版(とトルコ語しかない)ウィキペディアのデフリンピックテニスのページをリンクします↓

選手たちのプレーは、聴覚のハンデがあるので全身の感覚を使ってプレーするツアーの選手と比べると少し反応が遅かったりするのは当然だけど、ときどきツアーでも見そうなスーパープレーやいいラリーが出てきておおっと思います
ハンガリーの選手もオーストリアの選手も30~40代でデフリンピックに何度も出場しているベテランで、金メダルの選手(名前からしてロシア出身かと思っています)だけ20代前半初出場でいきなり若いですね……デフテニスをやる若い選手はまだあまりいないのかもしれません

金メダルの選手は男子ダブルスも混合ダブルスも金メダルを取って、テニス全部の金メダルを独占しました これはすごすぎる……って思ったら、ITFのフューチャーズ大会にも出ていることがわかって、そのときは補聴器をつけているはずだけどそこで鍛えられたんだと思いました 普通に聞こえる選手の中で試合をするのはかなりハンデがありますが、それがいい経験になるんだと思います
この実力ではデフテニスの世界ランキング1位になってもおかしくないです←ツアーがないので国際大会が開催されたときにポイントを集計するそうです

優勝の後のオンコートインタビューで「日本はとても大切な場所です」「(相手のハンガリー選手のことに触れて)ぼくのほうが少し若かったからかも」って言ってたのがとても好感度高いです
表彰式でも他の選手達のメダル授与のときや役員のスピーチのときも積極的に拍手の手話をしていて、もしかしたら観客に向かっての「拍手しよう」みたいなアピールかもしれないけどそれもいいシーンでした
ATPの選手と何かのイベントでプレーしたりすることがあったらいいなあと思ってしまいました

他には、3位決定戦で敗れたスロベニアの選手がけっこう長く観客にサインをしたり自分の持ち物を投げてあげたりしていたのがいいシーンでした ジャパンオープンで見る光景と同じですね…… 勝った選手がサインボールを観客席に打ち込むのもあります
会場のアナウンスも結構盛り上げてくれる感じで、事前に知っていたら観に行ってみたかったです

最後に YouTube配信の各競技の決勝戦はで日本手話と国際手話それぞれ解説がつくのですが、日本手話の解説者さんがテニスも知っているし解説できるし手話できるしですごすぎる……とびっくりしました 特に自己紹介的なのはないので、どこに所属(?)しているとかはわかりません でも最後に「私たちが母語である手話でスポーツを観れるのは~」みたいな言葉があったので、解説者さんも当事者なんだとわかりました ご本人もテニスをするということが解説の途中でわかって、それで解説がわかりやすいのかと思います

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